1. 授業や制作など
学校の設備:2 階には Student Lounge があり、授業の合間や昼休みに各々休憩するスペースになっています。共有の小さなキッチンに冷蔵庫と電子レンジが設備されているので、昼食にパスタを持参したりしています。給水機も2台あるので、水筒を持参して節約しています。
画材用のロッカーが一人一台に割り当てられますが、南京錠は自前のものを用意する必要があります。
授業:春休みが 2/23 から 3/2 まであり、その次週が中間制作報告(Midterms)になるのでそれぞれ旅行や制作で忙しいです。実習系の授業は制作の展示とプレゼンテーション、フランス語の授業はペーパーテストと口頭発表があります。
一方的なプレゼンというよりは、ディスカッション形式で現状の制作の方向性と今後の実習を話し合い、意見交換をするのが目的のようです。中間制作報告が終わるといよいよ学期の折り返しなので、本当にあっと言う間です!
2. 暮らし
Grand Palais で開催されている塩田千春・Soul Trembles という展示を見に行きました。弊学の卒業生かつ、同じく海外留学の先輩ということもあり、非常に刺激を受けました。最近の作品だけでなく、これまでの作品変遷がたっぷり取り上げられており、ここパリで精華の校舎を見るとは思わず懐かしい気持ちになりました。
向かい側にある Petit Palais のコレクション展は無料で観覧でき、カフェが併設された素敵な中庭があります。私が好きな画家ウィリアム・ブーグローの「聖母と天使」もぜひ見に行ってみてください。
向かい側にある Petit Palais のコレクション展は無料で観覧でき、カフェが併設された素敵な中庭があります。私が好きな画家ウィリアム・ブーグローの「聖母と天使」もぜひ見に行ってみてください。
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左から:Grand Palais 周辺、京都精華大学で撮られた展示物、インスタレーション |
Boite à lire という読書の箱が街中に設置されていて、自由に本を借りることができます。専用のサイトに地図があり、スタンプラリー感覚で探して回るのが一つの楽しみです。
ミニ図書館という別名があり、誰かが読み終わった本や不要になった本をリユースするという循環型社会を目標に作られたそうです。近所の boite à lire に YA 向けの小説があったので、フランス語読書に挑戦してみます。
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Boite à lire |
4人のシェアアパートでしたが、内2人が退去したため、自由に共同空間を使える時間が増えました。それぞれが家を出る最後の週にはみんなで近くのバーに行ってお別れ会をしました。短い期間でしたが、みな良い同居人で興味深い話ができました。貸しアパートの運営会社が開いた交流パーティにも顔を出し、交換留学生やインターンでパリに来ている似た境遇の人たちと交友関係を広げています。
ゴミ出しはマンションの一階外に専用の部屋があり、24時間いつでもゴミ出しができます。中には蓋の色で区別された大きなコンテナが並んでおり、缶ビン紙類などリサイクル用とその他不燃ごみに分かれています。一度月曜日の昼にゴミ出しをした際に、部屋ごと洗浄しているタイミングに入ってしまい、床が水浸しでびっくりしましたがゴミ出しは完遂できました。
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街中のゴミ箱の様子 |
3. 現地の様子
二月に入り、気温も少し暖かくなってきました。晴れの日は公園や広場に集まる人が増え、読書やランニングなど街全体で賑わいを見せています。防寒具なしでも出歩けるようになり、散歩もしやすくなったのでルーブル美術館からアパートまで1時間ほど散策しながら帰宅しました。オペラ座の近くで日本食スーパーを発見したり、QJ という自習できるユースセンターを見つけるなど日々行動範囲を広げようと頑張っています。
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日本食スーパー |
移動は全て公共交通機関を使っていたのですが、友人に Limo というレンタサイクルを教えてもらい、試してみました。車、歩行者、自転車も信号を必ず守るわけではないので結構ハラハラしますが、通り過ぎる街並みや風が気持ち良いです。友人が利用しているのは 1 ヶ月 40€(400 分乗り放題)のプランで、全ての移動を自転車で済ませているそうです。
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Lime 自転車の様子 |
格安バスでブリュッセルに一泊二日の旅をしてきました。パリから3時間40分ほどで到着します。バスは日本の夜行便とさほど変わらず、充電ハブや足置きもあり快適でした。
ブリュッセルの中心地は徒歩圏内に収まっており、二日で五万歩ほど歩きながら観光しました。ベルギー王立美術館、マグリット美術館、ベルギー漫画博物館などの展示をはじめ、グラン・プラスや EU 議会など観光地を堪能しました。宿は安さからユースホステルを選びましたが、4人部屋でも全く他の宿泊者も気にならず快眠出来ました。ラウンジでベルギーチョコを食べていたら、イギリスから遊びに来た方に声をかけられ、数日後にパリで用事があるというので案内する約束をしました。一人旅は色々な出会いがあって面白いです。
ブリュッセルの中心地は徒歩圏内に収まっており、二日で五万歩ほど歩きながら観光しました。ベルギー王立美術館、マグリット美術館、ベルギー漫画博物館などの展示をはじめ、グラン・プラスや EU 議会など観光地を堪能しました。宿は安さからユースホステルを選びましたが、4人部屋でも全く他の宿泊者も気にならず快眠出来ました。ラウンジでベルギーチョコを食べていたら、イギリスから遊びに来た方に声をかけられ、数日後にパリで用事があるというので案内する約束をしました。一人旅は色々な出会いがあって面白いです。
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左から:格安バス、ベルギー漫画博物館、街並み |
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ビールバー |
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EU 議会 |
春休み期間なので、ヴェルサイユ宮殿も見に行きました。パリの観光地に行くと日本語が聞こえてくる機会が増えた気がします。13時入場で約半日をヴェルサイユで過ごしましたが、もう少し時間に余裕があると十分に回れると思います。
4. トラブル
Brussel の旅行中、ベルギーポテトの売店にて前の客が忘れていったクレジットカードで私の注文が決済されてし まうというトラブルがありました。その場に本人がいたので、現金で 7.5€をお支払いすることになりましたが、手持ちの現金が 5.5€で少し足りませんでした。近くの銀行で下ろすつもりでしたが、ちょうどお昼時で銀行が閉まってしまいました。次に近い銀行に行くので待たせてしまうと伝えると、手持ちの 5.5€だけでいいと赦免してもらいました。相手方も自分のミスである手前、勉強代ということで手打ちにしてくれたのだと思います。
現金は万が一の為に 25€持って行きましたが、前日道中で出会った日本人旅行客に両替を頼まれて20€を渡していました。正直その時は怪しさや疑いもあったのですが、結果的に少しだけお得にポテトを手にいれることができたので、浮いたお金でベルギービールを味わいました。
(人気ベルギーポテトの売店の周りの店は、どこもポテト持ち込み可!とお店のテラス席を宣伝していて、商売上手だなと思いました。)
現金は万が一の為に 25€持って行きましたが、前日道中で出会った日本人旅行客に両替を頼まれて20€を渡していました。正直その時は怪しさや疑いもあったのですが、結果的に少しだけお得にポテトを手にいれることができたので、浮いたお金でベルギービールを味わいました。
(人気ベルギーポテトの売店の周りの店は、どこもポテト持ち込み可!とお店のテラス席を宣伝していて、商売上手だなと思いました。)
5. 語学の状況
Lost in Frenchlation というイベント団体による、英字幕付きのフランス映画を見に行きました。上映前に映画館隣のバーで同じくフランス語を勉強中の人たちと交流の場が設けられており、学生やシニアの夫婦など様々な層が集まっていました。 « La Dossier Maldoror »というベルギーの少女誘拐事件を元にしたクライム・サスペンス映画で、 20 時上映で 23 時に家についたので帰り道は少し背後が怖かったです。仏字幕はないので、リスニング力が鍛えられます。月に10本ほど上映が企画され、最新作から名作まで様々です。
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映画館 |
Bibliothèque National de France(フランス国立図書館)に勉強しに行ってみました。通常は一日パスか年間パスなどの入場料が必要ですが、毎日 17−19 時は無料で利用することができます。読書の箱で借りた本を持参し、仏英辞典を引きながら読み進めています。自習に利用している人が多いようで、10 以上ある部屋のほとんどの席が埋まっていました。
美術館のキャプションをなんとなく読める程度、また店頭でフランス語で対応して貰えるレベルになりました。(アクセントや一瞬の英語の相槌で相手が察し、英語に切り替えてくれることが多いです。)