スキップしてメイン コンテンツに移動

IIT Bombay 2025年4月マンスリーレポート(マンガ学部生)


1.  授業や制作など

四月はセメスター制の授業の終わりが近く、アニメーションの授業と  VR  スケッチの授業両方とも追い込みの時期にな    っていました。VR  スケッチの授業は、四月末に展示会があるため、その前の週に提出をし、展示には沢山の人が訪れていました。アニメーションは担当してもらっている教授との一対一での対話が増え、全ての授業には参加していませんでしたが、アニメーションの学生たちと会うことはよくありました。最後五月に入って、アニメーションの展示会に参加しました。違うプログラムとして進行していましたが、展示は是非した方がいいとアニメーションの仲間に誘われ、少しだけ私のフィルムを追加してもらいました。アニメーションと VR の二つとも、展示会で全ての課程が終わりとなりました。今振り返れば、私は卒業制作の時期もほとんど被ってなかったので、自分独自のプロジェクトを進行するより、アニメーションの人たちと同じ授業に全て参加して単位を取る方が良かったと感じます。



2. 暮らし

三月からのインドはそれまでとは代わり、耐えられない暑さになってきていました。四月からは暑くなりすぎて、大学の寮の部屋ではまともに作業ができず、研究室に行くことが多くなりました。シャワーを浴びたとしても、髪を乾かしている間に汗をかくほどでした。また後半からは、不健康な食事が増えたと感じ、果物や野菜を摂るように意識しました。野菜やサラダは、デリバリーくらいにしか良いものが無かったように感じました。食堂の朝食は安くて内容が良かったです。



3. 現地の様子

インドの友人たちと最後にパーティを楽しみました。一つはラボの、留学前からずっとお世話になっている教授の研究室で、そこでデリバリーを頼んで映画を見たりしました。もう一つはアニメーションの人たちとのパーティです。私は修士の下の学年(ジュニア)の人たちと過ごすことが多かったですが、彼らは今回のセメスターで、彼らの先輩にあたる修士の上の学年(シニア)の人たちともお別れだったので、アニメーションの修士全員のスタジオでのパーティに混ぜてもらいました。ヒンディー語を新しく教えてもらったり、ジェスチャーゲームなどをして楽しんでいました。




4. トラブル 

今回の留学での 1 番の問題が四月にあり、それが寮での支払いのことでした。寮長から呼び出され、25000 ルピー(ざっくり 50000  円)の支払いを求められました。私が「オプトアウト」という食堂を利用しない制度の申請が遅れたことがきっかけでしたが、流石に多すぎると思い確認すると、申請後の減額がされていませんでした。詳しい話は省略しますが、インドの友達にも協力してもらい、何度もディスカッションを重ねた結果、最終的に 11000 ルピー(ざっくり 22000 円)にまで下がりました。

さらには、その議論を経て、私が大学サイトに表示されていた払う必要のないお金を払っていたことも判明しました。今回の教訓は、インドの機関では稀に、自分たちが得をしようが損をしようがすごい曖昧な計算をすることがあるということです。なので、少しでも違和感があれば、自分が知らずのうちに損をしないためにも、しっかりと見直して主張することが大事だと感じました。

5. 語学の状況

四月に入り、また少しスピーキングが上達したように感じました。四月の頭には寮の部屋で作業することが多く、あまり友達と話さなかったのですが、後半に入り、暑さで寮を飛び出し、昼から夜までラボで作業をするようになってからは常に英語で意思を伝えることが必要になり、自分の頭から文法を取り出す速度が上がったと感じました。あとは、英語が通じない場合でもコミュニケーションに怯まないようになったことは大きな成長でした。