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University of Kassel 2025年5月マンスリーレポート(芸術学部生)


 1.授業や制作など

授業は2週間に一度火、水曜日に担当の先生が来て、クラスのみんなと1つのトピックについて話したり、美術館に行ったりします。京都精華の選考のように出席を取ることもないですし、基本的には放置です。制作をしなくても何も言われることはありません。なので本当に授業を受けていることになっているのかとても不安です。担当教員と会うことができたら、初めに、交換留学で来ているので、帰る時には単位を取った証明になる書類が必要であることを伝えておきましょう。

僕は今のところ、ドローイング以外で作品を作っていません。ですが、7月末にルンドガンクがあるので、もうそろそろ動き出そうかなと思っています。
5月28日〜6月2日までチェコのプラハに授業の関係で滞在しました。絵画のクラスではこのように途中でクラスメイトと先生と美術合宿をすることがあります。とても美しい町で、美術館もとても大きく大量の美術品を見ました。
そのほかにも、パフォーマンスとかインスタレーションにも興味があると友達に相談すると、実際に取っていない違う授業にも参加させてもらうことができました。このように興味があることは発言していくと、参加させてもらえたりするので言ってみることをお勧めします。

あっという間に2ヶ月が過ぎました。今の時点で大学と自分の相性はあまり合ってないと感じます。かなり無法地帯であり、環境以外にも、カッセルで学ぶ生徒と美術館で作品について話しても、あまり深く美術に関わっている人は見当たりません。僕は大学で基礎的な知識や技法など学び、実際に制作をしたことがあるので、少しの息抜きにはなりますが、美術を学ぶ場所ではないので、本当に美術を本格的に学びたい場合は他の国への留学をお勧めします。僕自身も授業外はドイツ内を旅するようにしています。様々な美術館へ行き、ネタを集めています。ドイツは本当にたくさんの美術館やギャラリーがあるので日本とは比にならないほどのインプットがあります。


2.暮らし

住民登録を終えて、次はVISAの申請する日が決まり、もう少しでややこしいことが終わりそうです。4ヶ月の滞在で、VISAの申請をするのに3ヶ月かかりました。ダラダラしていたわけではなく、市役所の予約がなかなか取れないなど、ドイツが悪い部分もありました。

自分自身で1から調べて行ったことです。学ぶことを目的にドイツに来ましたが、このように生活することだけで精一杯でした。現地に着くと、日本で調べていた情報と違うことや、到着してから出会うわからないことがたくさんあります。何かあったときに気軽に相談できる人と出会うのもとても難しいと思います。このレポートはこれから留学する後輩も目を通すことがあると思います。周りの大人からは「自主的に行動」と言われることが多いと思いますが、限度があります。交換留学は大学からの管理下で行うことができる特別な体験ですが、大学は頼りにはなりません。本当に困った時に日本語で相談したくても、グローバル推進は留学生活の到着してからの共通している大体の流れも何知らないし、カッセル大学も適当なこともあります。なので、出発前からドイツ留学経験のある人と知り合いになっておくのをお勧めします。本当に細かい具体的なアドバイスが必要な時(生活や学校のこと)、それ以外にもメンタル面や健康状態など相談できる方が良いと思うので出発までに少しだけ頑張ってみましょう。

ちなみにですが、カッセルへの留学費用は60〜80万と設定されていると思いますが、もっと必要です。どのような計算をして出した数字なのかわかりませんが、適当な数字なので信じないようにしましょう。
そして、お金の動きはできるだけ把握するようにしましょう。いつどのタイミングで、どのぐらいの金額をどこへ動かすのか。家族からの支援がある人はしっかり把握できるようにしましょう。ドイツは予定を言わずに、突然短い期間で要求してくることがあるので、留学経験者の人に大まかな流れを聞くのも良いと思います。


3.現地の様子

5月真ん中からはすぐに暑くなりました。23〜27度の気温で、たまに天気が悪いと13〜16度ほどになります。冬服はいらないかなという感じです。
特に様子は変わりません。


4.トラブル

なし。


5.語学の状況 

あまり成長しているかはわかりません。英語で話すことには慣れてきたかなぐらいです。
でも、毎日言語は大切だなと思います。自分の作品や美術館に行った際、作品に対して意見を交わすなど、いつももっと深い話ができたら良いなと思っています。


6.写真