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École nationale Supérieure d’Architecture Paris-Malaquis 2025年6月マンスリーレポート(デザイン研究科生)


学校の学期は5月末までなので、マンスリーレポートもこれを最終回にします。

1. M2の卒展について

6/16から6/20一週間をまわて、部屋ごとに分かれて大学院の卒業発表が行いました。


#去年精華に来てたLouiseの卒業発表を見に行きました。伝統職人の工法で建物の形を探る論文でした、最終的は陶芸を媒体にアーチ構造やカーテンみたいの壁を提示してて、スタディがとても良かったです!
 

#また、マラケで3人しかいない、少数の台湾人の友達の論文は、子どもの遊具であるLEGOで認識される形や、その組み立てるプロセスを、いかに建築でも通用させるかというものでした。スケールの基準や完成する模型の密度を変えれ ば、手順は全然違うとおっしゃっていて、とても意味深くて面白かったです。実際に、建築が空間認識やリノベーションをする時にも、モノの転用とあまり変わらないと感じて。美大ならではの、豊富な卒展でした。
 

2. トラブル

後悔!これから問題になる?
 
今のところ特に連絡は来てないけど、、、帰る直前に、入国する時にビザの登録を忘れてたことに気付きました。ビザ申請の時に紙が挟まれていて、「外さないでください」という説明を受けていたので、ちゃんと確認してなかったんだけど、後で紙の裏に「長期学生ビザ(VLS-TS)の登録を3ヶ月以内に完了してください」と書かれてて、、、急いでサイトを見て登録できたけど、もしかしてずーっと違法滞在してたの?これで無事なのかしら?現状を確認しづらいけど、問題ないといいな、、、

到着後の流れのサイトは要チェック: 
https://www.japon.campusfrance.org/ja/a-l-arrivee-en-france

それと、学校が5月で終わりで、VISAが7月まで?っていうのもちょっと疑問でした。ビザの期限って、入国日から加算して6ヶ月なのか?、、、
日本は帰国猶予が1ヶ月あるけど、フランスはもっと厳しいみたい。  違法滞在になりたくないから、帰国日を早めて7/21に日本に戻ります。では、また帰国後で。
 

3. 旅した場所

鉄道と飛行機で南フランスとイギリスを旅してきました。
 Lyonで往復、161€で、一晩/市内はチャリーで移動
Paris→Nice 飛行機194€、Nice→London 飛行機195€、London→Paris Eurostar電車152€


#リヨン:山と川に囲まれたカラフルな町

パステルカラーの町並みが印象的で、パリとは違う赤瓦 屋根が目を引きました。町の中央を流れる川が都市を二分し、その向こうの丘には教会が見えます。規則的に整備されたパリを京都に例えるなら、リヨンは神戸のような雰囲気。建物は全体的に高めで、駅周辺には高層アパートが立ち並び、川沿いには昔ながらの住宅も残っています。

パリでは観光客向けの英語も多く聞こえますが、地方都市に来ると、周囲の声はほとんどフランス語。まさに生き た言語練習の場で、毎日が勉強です(笑)



#ニース:曲線の海岸とイタリアの香りニースは、長く曲がる海岸線がとても印象的でした。リヨンに比べて建物の色はやや深みがあり、南へ行くにつれて街並みがどんどんカラフルになるのが面白いです。

イタリアの影響を受けているのが感じられ、強い日差しに合わせてアーケードのような空間も多く見られました。至るところに設置された青い椅子もとても可愛くて、つい座るとそのまま寝てしまいそうなくらい心地よかったです。



#モナコ:小さな未来都市
モナコは、まさに「お金持ちの国」という印象でした。道は驚くほど綺麗で、坂に沿って立ち上がる高層マンションは近未来的なデザイン。土地が限られているせいか、駅のホームもすべて地下に整備されていて驚きました。
街中のゴミ箱には、犬の糞用に誰でも自由に取れる袋がついていて、細かい配慮が素晴らしい!パリもぜひ見習ってほしいと思いました。パリ市内では、どこに行ってもおしっこの匂いやタバコの吸い殻が多くて……。



#1ポンド£ 190-195円/1ユーロ€ 160-166円
物価が高いことで知られるイギリス。今回泊まった宿は地下の部屋で、ベッドも最小サイズでしたが、それもまた一興。観光スポットの入場料は高めですが、ほとんどの美術館は無料という不思議なシステム。街に多く見られる赤煉瓦のファサード は、まるで『ハリーポッター』の世界のようで、とても気に入りました。
 


#パリのディズニーランドは、ピンクを基調とした建物が特徴的。東京よりも規模は小さめで、建物の高さも低く、柱は太めに作られているのが印象的でした。全体的に「ミニチュアの世界に入ったような」可愛らしさで、まるでおとぎ話の中にいるような気分になれました。