1. 授業や制作など
マラケは建築専門の国立大学で、履修できる科目はすべて建築に関するもので す。僕は以下の7つの授業を受講しています。
• Anglais(英語)
• H5 Histoire de l’architecture du temps présent(建築史)
• H5 Théorie et pensée critique en archi.(建築批評理論)
• P5 cours – culture projet urbain territorial(都市計画文化)
• P5 Studio de projet(スタジオ)
• P5 TD(演習)
• D5 Machine à voir(映像)
• D5 Intensifs numériques(デジタル演習)
• D5 développement(開発系プロジェクト)
授業はすべてフランス語で行われますが、幸いにも僕の周りには英語を話せる学生や教授がいて、助けてもらいながらなんとか授業に参加できています。
他の留学生の中には、英語の通じないスタジオに配属されて苦労していた人もいましたが、スタジオ変更の制度があり、最終的には落ち着いていました。
• Anglais(英語)
• H5 Histoire de l’architecture du temps présent(建築史)
• H5 Théorie et pensée critique en archi.(建築批評理論)
• P5 cours – culture projet urbain territorial(都市計画文化)
• P5 Studio de projet(スタジオ)
• P5 TD(演習)
• D5 Machine à voir(映像)
• D5 Intensifs numériques(デジタル演習)
• D5 développement(開発系プロジェクト)
授業はすべてフランス語で行われますが、幸いにも僕の周りには英語を話せる学生や教授がいて、助けてもらいながらなんとか授業に参加できています。
他の留学生の中には、英語の通じないスタジオに配属されて苦労していた人もいましたが、スタジオ変更の制度があり、最終的には落ち着いていました。
僕の所属するスタジオは非常にスパルタで、毎週プレゼンテーションがあり、模型やボードの提出が必須です。週によってはビデオ制作なども求められます。3年生はグループでアーバンデザインに取り組んでおり、30人の学生が10~15チームに分かれて作業します。グループのメンバーは毎週変わるため、フランス語が話せない僕にとっては大変な面もあります。
スタジオは午前にプレゼン・講評、午後は1~2時間のレクチャーのあと、その日に制作した模型や図面をブラッ シュアップし、再度プレゼン・講評を受けます。朝9時に始まり、終わるのは19時前後。精華の建築スタジオのようにフリータイムがあるわけではなく、常に何かに取り組んでいる印象です。
一方で、写真(フォト)の授業も履修しています。写真を撮影し、現像を行いながら写真史や撮影技法を学ぶ内容です。僕はカメラを持ってきていなかったため、大学で借りたりスマートフォンで撮影したりしていますが、周囲の学生はほとんどが自分のカメラを持参しています。こちらは比較的リラックスした授業です。
その他の講義科目では、建築史や理論などを学んでおり、100人を超える大講義室で行われます。これらもすべてフランス語で進行するため、何を言っているか全くわかりません。が、期末試験は英語で回答して良いとのことなので、友達にノートを借りて勉強する予定です。
この1か月で感じた日本の建築教育との違いは、フランスの教育がより「硬派」で現実的だということです。特に環境問題やデイテールに重きを置き、議論の中心となっています。スタジオが始まって1か月が経ちますが、まだ敷地調査のみで、プロジェクト設計には入っていません。毎週異なるテーマでリサーチレポートを提出する必要があり、教授陣が進行スケジュールを完全に管理しています。
現在、僕はパリ18区のLa Chapelle(ラ・シャペル)に部屋を借りて暮らしています。
日本で契約を済ませたため、現地のエリアの雰囲気を知らずに決めたのですが、後にフランス人の友人から「パリでも治安の悪い地域の一つ」と教えられました。
日本で契約を済ませたため、現地のエリアの雰囲気を知らずに決めたのですが、後にフランス人の友人から「パリでも治安の悪い地域の一つ」と教えられました。
実際に到着してみると、オスマン建築の並ぶ典型的なパリの街並みとは異なり、アフリカ系・アラブ系の移民が多く、街は少し荒れ気味。道も汚く、たまに大麻の匂いがします。
住居は古いアパートの4人シェアで、家賃は月900ユーロ。正直、このクオリティでこの価格かあ,つて感じですね。それでも住めば都です。ルームメイトたちは皆親切で、他のエリアより物価もやや安く、学校へもメトロ1本で通えるなど利便性は高いです。最寄り駅までは徒歩1分ほどで、歩いて20分の場所に激安スーパー「Aldi」があり、食材費をかなり抑えられます。
3. 現地の様子
パリの街並みはやはり美しく、特にオスマンスタイルの街並みには圧倒されます。
マラケはルーブル美術館の近くにあり、昼休みにパンを買いに行くときにルーブルの敷地を横切ったり、放課後に友人とセーヌ川沿いでワインを飲んだりする日常が本当に贅沢に感じます。
自炊をすれば生活費は比較的安く抑えられます。私は9月後半、3回の外食を除けば、食費は約5,000円程度で済みました(僕は普段から1日1食のため参考にならないかもしれませんが)。
外食は1食2,000~3,000円が相場です。
フランス人は英語を話せない人も多く、買い物や道を尋ねるときはジェスチャーや翻訳アプリで対応しています。それでも、話しかけると皆親切に助けてくれる印象です。差別的な態度を受けたことは今のところありません。
交通は主にメトロで移動しています。通常は1回2.5ユーロですが、なぜか私のアカウントではバグが発生し、9月中旬の2日間、何回乗っても無料でした。その後も半額で乗れるようになったため、パスを貫う意味がなくなりました。ラッキーだと思っています。
4. トラプル
渡航前からいくつか問題がありました。
まずビザの発行に関して、申請が遅れたため渡航予定日に間に合わない可能性がありましたが、多くの方の助けで申請後2日という異例の早さで発行され、なんとか渡航できました。
また、住居契約の際にはフランス語の契約書をAl翻訳で読みながら進めた結果、入居日を誤って解釈しており、本来8月20日入居のはずが7月15日から契約が始まっていたため、1か月分多く家賃を支払うことになりました。
パリ到着初日もトラブル続きでした。空港から自宅最寄りまでのバスチケットの買い方がわからず、英語が通じない運転手と翻訳アブリで格闘した末、最終的に「もう乗っていいよ」とタダで乗せてもらいました。その後、SIMの不具合で携帯のデータ通信が使えず覚えている住所を頼りに人に間きながら何とか住居辿り着きました。その時仲良くなったアフリカ系の男性が自分の電話を貸してくれ、大家さんに連絡して無事入居できました。
今のトラブルは、大学のポータルサイト(Taiga)に入れないことと、部屋にヒーターがないこと。夜はジャケットを着て寝ています。
しかし、ルームメイトと何度も試行錯誤を重ねた結 果、ついに突破口を発見。
ドアを引きながら右に回し、その後もう一度引きなが ら左に全力で回すと開く——という、ほぼ謎解きのような開け方にたどり着きました。
5. 語学の状況
フランス語はA1レベルの授業を一通り終え、簡単な単語や挨拶を覚えました。
しかし日常生活で使う機会は少なく、ほとんど英語で生活しています。英語は日本にいた頃よりは反応が早くなりましたが、まだ流暢とは言えません。
ただ幸運なことに、スタジオとフォトのクラスに日本語を話せる学生がおり、時々翻訳を手伝ってもらっています。ちなみにマラケで日本人は希少種です。多分僕のクラスにいるのが唯一日本語を話せる生徒です。ラッキーだと思っています。
翻訳はChatGPTで録音しその場で翻訳しています。有能。
追加:ポンピドゥセンターが9月末から5年間改装工事に入るとのこと。ギリギリ間に合って良かったです。
追加:ポンピドゥセンターが9月末から5年間改装工事に入るとのこと。ギリギリ間に合って良かったです。





