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École nationale Supérieure d’Architecture Paris-Malaquis 2025年10月マンスリーレポート(デザイン学部生)


1.授業や制作など

スタジオは今月も敷地調査を継続。もう2か月通い続け、建物配置は正直パリ市内より詳しくなった実感があります。発見は多いものの、さすがに調査だけで2か月は飽きが来ています。クラスメイトも同じで、「昨日の悪夢にあの街が出てきた」と言う人もいました。
プロジェクトは各自テーマを決めて近い人2~3人でチームを組んでいます。テーマが少しずつ変わるので毎週 チームが入れ替わります。提出物(敷地模型・図面・ボードなど)は担当敷地分が必要で、毎回2~3セット作っています。
一時は先生の強い推しで僕のテーマが浄水システムになりかけましたが、建築ではなく技術寄りになりそうだったので、アーバンデザインの範囲で進める方針に修正しました。
フォトの授業は現像まで到達。担当教員がシアノタイプ専門のため青写真を扱い、暗室で感光紙を作成
→Photoshopでネガを作成→フィルム出力→ブラックライトで露光、という流れを実際に行いました。
もともと29.5単位分取っていましたが、単位互換の上限(16単位)に合わせて10単位分ほど調整しました。フランス語のみの大講義(歴史など)は理解が追いついていなかったので、結果的に削ってよかったです。


敷地調査レポート スケッチやダイアグラムなど


左:青写真 完成品 右:コラージュ版

 
2.暮らし

パリの生活にはだいぶ慣れました。週末はマルシェやパン屋・バーの開拓、友人宅、美術館・図書館巡りなど学外も充実しています。何の休みか分かりませんが月末の1週間大学が休みで、行きたかった美術館を回りました。

住まいの1階に個人商店があり毎日いかつい人たちが音楽を流しながら屯していたので避けていましたが、試しに入ったらじゃがいもや玉ねぎが15kg3€売られていてびっくりしました。しばらくの炭水化物を3€で確保できたので満足です。

寒くなってきましたが、夏服しかなかったのでニットを1枚購入しました。翌週、父が冬服と食料の大箱を送ってくれて助かりました。

右下:昼休みに広場でスポーツをする学生

 
3.イベント

週末は必ずどこかでイベントがあり、詳しい友人に誘われて毎週末どこかへ行っています。無料イベントも多いのが良い文化だなと感じています。

パリ市外や地下、路上など色んな場所でイベントが開かれます。
路上のものは政府による音楽イベントへの規制の強化に対するデモでした。


ポンピドゥーセンターで行われた花火イベント


 4.トラブル

1週目に洗濯機が故障。大家の反応が鈍く、こちらで業者手配と見積まで対応することになりました。が、大家に概算を伝えると「高すぎるから別の業者にしろ」と理不尽に怒られ、色々あり最終的に大家が直接業者を手配することになりました。ですが修理業者に「古すぎて修理不可」と言われ、結局新品を購入することになりました。故障が発覚してから再び家で洗濯出来るようになるまで約1か月かかりました。故障期間中は徒歩5分のランドリーで1回約8ユーロ払って洗濯していました。僕は大家の対応など含めて海外ぽさを感じて良い経験でしたが、ルームメイトはブチギレていました。

左:業者を手配中 右:自分たちで直そうとしている様子


5.語学の状況

あまり変わりありません。PSLのフランス語(FLE)を新規履修したものの、Zoom化や休講が続き、まだ本格受講できていません。今週からはちゃんと受けられる見込みです。