1.授業や制作など
【今月のスケジュール】
1~14日 通常授業
新年最初は、グループでの模型製作の授業の発表でした。1/200の大まかな配置模型、1/100のメインの全体模型、1/50の部分模型が最終の提出物でしたが、限られた授業時間内の中で進めなければならない課題だったので、休み中に各自で作業し、それを組み合わせるために、当日の朝8時くらいに大学に集まって仕上げの作業をしました。実は、自分があまり全体の進捗や、他の人がどんな作業をしているのか詳しく聞けていなかったので、集めてみたら少し足りない部分もありました。例えば、植栽とか、とりあえずで作ったものがそのままでした。もう少し時間があったらそこにも時間が割けたけれど、結局メインの部分を仕上げるのに精一杯でした。ですが無事に完成はさせられて、短いプレゼンまでしっかり行うことができました。写真を撮り忘れたので、あとでメンバーに送ってもらいます。
2週目にはどの授業も最終回だったので、まとめの作業やプレゼンテーションが多かったです。専攻のクラスのほうでは、交換留学生以外はこのあとも後期に続いていくので、最終回に新しいグループ課題を始めるという謎の授業計画がされている授業もありました。そういう授業に関しては一応話は聞くけど、もう取り組めないからな…と、私もクラスメイト達も気まずい感じで、少し煮え切らない終わり方でした。
選択で取っているイラストレーションやフォトグラフィ、フランス語の授業も最終回でした。
フォトグラフィの授業では、今までの授業で撮影した写真をピックアップしてプレゼンにまとめて、発表しました。これが本当に...くらいました。みんな本当に素敵な瞬間を切り取っていて、取り合った写真では、撮られているほうの表情もすごく綺麗で自然で美しくてかっこよくて…。そしてその写真の見せ方も、ありきたりな表現ですが、すごく「センスが良い」んです。色や光の使い方、写真の配置、文字のない「伝える」よりも「魅せる」ことに重点を置いたプレゼンテーションだからこそ、それがはっきり感じられました。その色使うんだ、そうやって配置するんだ、と知らないし自分からは湧いてこないもののに、すっと受け入れられるデザインでした。生まれ持ったものなのか?見て育ってきたものなのか?囲まれていた環境、触れてきた芸術が自分とは全く違うんだと、現実をたたきつけられた感じで、今思い出してもため息が出ます。いろいろな感情が混ざったため息です。でも、うまく言えませんが、不思議と、悲しかったり悔しかったり、悪い気持ちは湧かなくて、普段から所々で感じていた違いを一気に受け止めた感覚です。いろいろ考えさせられる、最終回にふさわしい時間でした。
イラストレーションの授業では、最後のグループワークの仕上げをして、今までの授業での制作物をお互いに見せ合いました。一緒に作業していてもなかなかおとなりを覗く機会もなかったので、ここにきてみんなの作品が改めて見られてよかったです。みんなに比べたら自分の作品はシンプルだし未熟な部分ばかりだけど、それでも褒めて褒められて、細かいところに気づいてここ良いね、私ここが好き!と言い合えることがとても幸せに感じられました。最初は何か新しい感覚に触れたくて、勢いで取った授業でしたが、先生やメンバーも本当にいい雰囲気で、今回の留学でお気に入りの授業になりました。
先月、グループワークを一緒にやったメンバーにちいさな贈り物をしたと書きましたが、お返しをもらいました!!!ブルターニュのパテとマドレーヌをラッピングまでして、プレゼントしてくれました。あと半年のカリキュラムが終わったら、そのあとは中国の姉妹校で2年間授業とインターンなどをするそうなので、その時には日本に行くね、連絡するね、と言ってくれました。お互いに今よりも成長して再会ができたら嬉しいです。
2.暮らし
授業も終わって時間にもだいぶ余裕ができたので、カフェに行ったり、街を歩いたり、今まで行けていなかった場所を訪れたり、改めてナントのまちを楽しんでいます。それと同時にお土産探しもしています。
大学近くのカフェで食べたクイニーアマンと、初めて飲んだゴールデンラテ。ターメリックの入ったホットドリンクですが、想像以上に好みの味で!体もポカポカして、また一つお気に入りの味に出会えました。この日はちょうど太陽も出て気持ちのいい日でした。
そしてずっと行きたいと思っていたカフェについに行ってみたら、チャイラテがとてもおいしくて、スイーツも他にはない感じで、店員さんも優しくて…ここもすっかりお気に入りに。店内の雰囲気もこじんまりとして可愛らしく、店名に合わせて猫をモチーフにしたインテリアもたくさん!🐈大学の友達と一緒に行って、今までを振りかえっておしゃべりしたり、最終日にもひとりで行ったりして、合計3回も行ってしまいました!
アジアの味が恋しくなったら、スーパーでフォーを買って食べることが多かったのですが、気になっていたベトナム料理のお店にも行ってみました。とてもおいしかったし、地元の人もたくさん来ていたので、ローカルな名店を見つけられた気分です。帰るときにおいしい!ありがとう!をベトナム語で伝えたら、バナナを一本おまけしてくれました。こういう小さな優しさが、私の中ではとても大きな思い出です!
なんとなくナントでの月一回の集まりにも、最後の機会だったので参加しました。ワーホリで来ている方や、他の学生さんとも新しく知り合うことができて、楽しかったです。そのあとも一緒にカフェに行ったり、ご飯を食べに行ったりして、最後にまた素敵な友達ができて嬉しいです。
なんとなくナントでの月一回の集まりにも、最後の機会だったので参加しました。ワーホリで来ている方や、他の学生さんとも新しく知り合うことができて、楽しかったです。そのあとも一緒にカフェに行ったり、ご飯を食べに行ったりして、最後にまた素敵な友達ができて嬉しいです。
他にもこの一ヶ月は、ここで出会った人とまた最後に会って、「またね」を言う機会が多かったです。先にナントを発つ子の出発前夜にささやかなホームパーティーをしたり、日本語カフェで出会ったメンバーとご飯を食べたり、まだ残る日本人留学生に使いきれなかった調味料を譲ったり、ナントでの出会いを再確認できた期間でした。
大学で一番仲良くなれた友達とは、1月中だけでもたくさん思い出ができました。お散歩に行ったり、おいしいものを食べたり、最後にはお互いにメッセージカードを渡し合って、お別れのときにはふたりとも少し涙が出ました。来たときは、ずっとひとりぼっちだったらどうしようか…と不安だったのですが、彼女が心をひらける存在になってくれたおかげで、今は本当に安心しています。私でも大丈夫だったよ~と9月の自分に言ってあげたいです。
3.現地の様子
新年早々、雪が降りました!ナントでは記録的な大雪だったそうです。翌日は、私は授業がなかったのでずっと家にいたのですが、大学も休み、交通機関もほとんど動いていませんでした。普段はこんなに降ることがないせいで、雪かきをする習慣もない(そもそも家庭に雪かきがない)らしく、溶けた雪がまた夜に凍って、3日ぐらい人も車もそこらじゅうで滑ってました。ですが雪景色は本当にきれいで、散歩に行ったら雪だるまが街じゅうにいました。みんな本当に鼻にニンジンをさすんだ…と少し驚きました。すぐに溶けてしまったのがもったいないくらいですが、そのぶん特別な景色だったと思うと嬉しいです。
フランスで新年に食べる、Galette des Rois ガレットデロワというお菓子が、ブランジュリーに並ぶようになりました。アーモンドクリームをパイ生地で包んだシンプルなケーキで、表面には綺麗な切れ込みの模様が入っています。ピースでも売っていたので、試してみましたが、どこか懐かしい味もしてとてもおいしかったです。1月6日のキリスト教のお祝いで食べるそうですが、1月中はずっと売られていて、お店ごとに少しずつ違うので、食べ比べもできます。スーパーにも売っています。家族で集まって、新年をお祝いする時に欠かせないものだそうです。通常、中に「フェーブ」と呼ばれる小さな陶器の人形が1つ隠されていて、切り分けた際にこれが当たった人は、紙の王冠を被って祝福を受け、その年一年幸運が続くとされています。参加はできませんでしたが、寮でもみんなで食べる会が企画されていました。
逆に1月になっても、クリスマスのパンが売られています。寮から一番近いところのものがお気に入りで、なくなる前に!と最後に食べました。ここのは、ふわふわでしっとりした生地に、ドライフルーツが練りこまれていて、三日月形になっています。きっと帰ったらパンやスイーツが恋しくなるんだろうな…帰ったら食べられないものをたくさん味わいました!
クリスマーケットはすっかりきれいに片付けられて、中心の広場では噴水の装飾が変えられていました。私がここに来た時には、期間限定でリアルな人形がたてられていたのですが、元の石像に戻されたようです。曇りの日が多く、相変わらず雨は降ったり止んだりしています。それでも晴れるときもあって、そんな日には、道端で本が売られていたりします。
4.トラブル
大きなトラブルはありません。
エレベーターの故障が多いです。理由はわかりませんが、しょっちゅう止まっています。そして止まったら2、3日動きません。車いすや怪我をしている人がいたら重大な問題だと思います…。私にとっては贅沢な悩みですが、部屋が最上階なので、実質6階まで毎回上がるのはとてもいい運動でした!しかもそれが退居日にも重なって、大荷物を持って階段を下るのが本当に大変でした。トラブルなどへの対応が迅速な日本は本当に素晴らしいと思います。
ときどきデモのようなものが行われています。旗を掲げながら、クラクションを鳴らした車が数十台通って行ったり、10台くらいの農業トラクターに頭のない人形とプラカードを取り付けて、街を走っていたり、中心地では行進があったりもしたそうです。なかなか見たことのない光景なので、毎回見ると驚くし、少し怖さを感じます。主張すること、抗議することへの積極性や、その方法など、日本との違いも含めて考えさせられます。
5.語学の状況
フランス語の最後の授業では、テストがありました!リスニング問題と選択問題があって、そこまでレベルは高くないですが、数字の聞き取りには本当に苦労しました。知っている人にはわかると思いますが、数が増えれば増えるほど複雑すぎる!それ以外の単語や、簡単な動詞の活用に関しては、思ったよりもすんなりと問題を解くことができたので、語学勉強において現地での生活は何よりもいい方法であるんだと実感しました。
今までも書いたことがありますが、留学中は英語の勉強をしているわけではないので、テストの点数が伸びるような語学力がついたとは正直思っていないです。けれど、私が留学すると決めて、英語で意思疎通する場所へ飛び込む、となった時に一番変えたかった、英語を話すことへの怖さやためらいを減らすことという部分では、良い変化が現れたのではないかなと思っています!
フランス語でも英語でも、もし意味が分からなかったとしても、その言語が話されている状況に慣れることも大切だと気づきました。最初はそういう状況に自分がいることが実感できなくて、落ち着かなくて、緊張してすごく気を張っていたのですが、今は前よりもそれが緩んだ気がします。そういうマインドや感じ方の変化だけでも、自分にとっては留学生活で得た大きな変化だと思えています。
6.その他
なんとなくナントで知り合ったお友達と、Pornicポルニックという港町に行ってきました。久々の海!砂浜にも行きました。霧がすごくて、一日中曇りでしたが、街歩きをして海の幸を味わって、マルシェも見て、このくらいのちいさな街に日帰りで行けるのが留学の楽しみだなと思いました。もっとたくさん、近くのいろいろな街に行ってみればよかったな、とも今になって思います。
1月27日、3度目のパリ。今回は観光ではなく、来月の旅行中に持ち運べない大きな荷物を預かってもらうために来ました。雨が降っていて、大きなスーツケースとリュックを持って歩くのが本当に大変でしたが、無事に預け場所まで行って帰ってこれました。預けた後は少しお散歩しつつ観光をしようかと思ったのですが、雨で気温も低かったので結局駅の近くで時間をつぶしました。お昼に、初めてフランスのマクドナルドに行ったのですが、正直あまりおいしくなかったです…駅の店舗だから?夕方の空が綺麗だったのでよしとします!
退居前日、ナントでさいごの晩餐。少し背伸びをしてフレンチのコース料理を食べに行きました。とは言え、カジュアルな雰囲気のレストランで、リラックスして料理を楽しめました。飲み物を選ぶとき、ワインを何種類もテイスティングさせてもらえて、それだけで満足してしまいそうでした。私はナントのミュスカデと一緒に、おいしい料理をいただきました。柚子や味噌など、日本らしさのある風味も感じられて、本当においしくて、これが本場のフレンチか…と感動しました。とてもいい経験ができ、最後にふさわしい夕食になりました。
そして退居当日、手続きと部屋のチェックは10時の予定でしたが、9時ごろに部屋をノックされて焦りました。時間まで待っててほしいとお願いして、最後の荷物をまとめ、部屋を掃除して無事に退室。バタバタとしつつも、なんだかあっさりと終わってしまって、しばらく実感が湧かなかったです。そのあとは電車まで、カフェや文房具屋さんを訪れてゆっくり過ごしました。私以外にもうひとり、同じ大学に留学していた友達と最後に会って、またいつか日本でも会おうね、とお別れしました。日本では全く別の場所で生きていたのにナントに来て会って…今考えても不思議な感じがします。何かと助け合える時も多かったのでとても感謝しています。
1月はたくさんの人と会って、たくさんお別れをしたし、後悔の残らないようにやりたかったこと全部やって、食べたかったものも食べたし、個人的にも帰ってからのことを考え始めなければいけない期間だったし…意外と一番アクティブに生活していた気がします。帰国まではもう少しありますが、ここまで無事に終えることができて、一旦安心しています。関わってくれた人、支えてくれた人、日本から応援してくれた人、皆がいてくれたおかげで、ひとりだけどひとりじゃなかった。
1月はたくさんの人と会って、たくさんお別れをしたし、後悔の残らないようにやりたかったこと全部やって、食べたかったものも食べたし、個人的にも帰ってからのことを考え始めなければいけない期間だったし…意外と一番アクティブに生活していた気がします。帰国まではもう少しありますが、ここまで無事に終えることができて、一旦安心しています。関わってくれた人、支えてくれた人、日本から応援してくれた人、皆がいてくれたおかげで、ひとりだけどひとりじゃなかった。