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2月, 2025の投稿を表示しています

IIT Bombay 2025年1月マンスリーレポート(マンガ学部生)

1. 授業や制作など 私は最初、アニメーションの教授のところへ伺い、挨拶をしました。 3ヶ月の滞在で制作可能なショートアニメーションプロジェクトを持つのが良いのではないかという話になりました。 今はアニメーションコースの修士の学生たちとアニメーションの授業を受けています。それに加えて、VRスケッチングという空間に線で描画する時授業をとっています。インド人学生たちはとてもフレンドリーで、どんなことでも向こうから手伝ってくれるようなことが多く助かっています。 2. 暮らし 今回は乾季にムンバイを訪れました、。雨の日や曇りの日がなく、毎日晴れていたため、初日や二日目は不安でしたが、次第にそれも無くなり、鬱になることがない生活をおくっています。また大学の敷地内は自然で溢れていて、それも大きかったです。かなり気候と環境に助けられました。ただし雨が降らないので空気中の塵が落ちることはなく、呼吸器系の不調が起きやすい人はマスク必須で、乾季には行かない方が良いかもしれません。また犬も放し飼いにされており、動物好きにとっては最高の環境になっています(狂犬病には注意してください)。 3. 現地の様子 学外に出て、マーケットなどを訪れました。大学の敷地を出てすぐの屋台が並ぶ道で、果物を安価に購入することができました。また、IITから紹介されたバディと一緒に学外のレストランに行きました。美味しかったですがやはり辛かったです。 4. トラブル 【食事】 インドの料理は辛い食べ物がスタンダードとなっています。辛いものが苦手な人は十分に気を付けてください。また、インド人は親切で優しい人が多いですが、この料理は辛くないと言われても、その時だけは信用してはいけません。ミルクシェイク系のドリンクを一緒に注文するのをお勧めします。私は一月時点ですでに発熱を経験し、辛い食べ物から胃腸が疲弊して起こったものだと推測しています。少しでも体調が悪いと感じた場合はしばらく寮で休んだ方がいいです。 【Wi-fi、携帯電話契約について】 最初の数日は日本で購入した旅行用simを使用していました。現地で通信環境を揃えるまで、それだけですべての連絡を行っていたので、無くてはならない物でした。インド人の友人に案内してもらいコンピューターセンターに行き、学内でWi-fiを使用できるようにしてもらいましたが、寮の中までは電波は...

Paris College of Art 2025年1月マンスリーレポート(マンガ学部生)

1. 授業や制作など パリ・カレッジ・オブ・アート(PCA)には Fine Arts, Communication Design, Fashion Design, Film, Photography, Interior Design に加えて博士課程など多分野の専攻の生徒が同じ建物で学んでいます。 学校の入り口 オリエンテーションの週で、同じく留学で来ている生徒の大半がアメリカから同じプログラム(SAI)ですでに知り合っていたり、同じアパートで暮らしていることが分かりました。若干の疎外感と不安は感じましたが、オリエンテーションのプログラムにセーヌ川ツアーやガレリア美術館の展示が組み込まれていたので、連絡先を交換したり、軽く打ち解けることができました。 ガレリア美術館 Stephen Jones の展示 セーヌ川ツアーの様子 授業は版画メチエ、機械編みとデザイン、平面絵画(アトリエ)、パリインサイド&アウト、フランス語入門の 5 つを履修しています。PCA では専攻に限らず好きな授業を取ることができるので、出身校の専攻が全く異なる人も同じ授業を取っていて面白いです。実習授業は1コマ4時間〜5時間を週に1回で、授業時間外にスタジオで4時間ほど自習することが求められます。どのクラスでも基本的にリサーチスケッチブックを作ることが必須で、インスピレーション元や参考作品から独自コンセプトを言語化することを重視しています。 版画アトリエの紙、インク類、機械編みの部屋に置いてある毛糸、平面絵画アトリエではキャンバスやパレット(あまり綺麗な状態ではないです)など基本的な画材は自由に使用できます。 版画メチエの制作物 版画メチエの制作風景 機械編みの様子 平面絵画(アトリエ)のクラス 2. 暮らし PCA に寮はなく、学校斡旋の学生アパートも予算オーバーだったので自分で探したシェアアパートに住んでいます。 入居するまで分からなかったのですが、インド、オランダ、ポーランドの出身の学生と社会人(全員男性)でした。私を含めた4人全員がフランス語をあまり話せないため、共通言語は英語で安心しました。リビング、キッチン、シャワー、トイレが共用ですが、特に不便はありません。ハウスルールにもよると思いますが、基本的に室内のどこでも靴で歩くため、自室で毎日履けるスリッパを持ってくるべきだと思います。 家...

IIT Bombay 2025年1月マンスリーレポート(メディア表現学部生)

1. 授業や制作など IDCでは、学部生はいわゆる専攻を持たず、BDes  (Bachelor of Design)の学生としてさまざまな分野を学びます。興味深いのは、授業形態が日本の集中講義に近く、X月X日~X月X日の 9:30~17:30というスケジュールで行われる点です。水曜と土曜は授業がなく、金曜は通常の半分で終了します。さらに、授業がない水曜と金曜には、サブ授業のような形で短時間の講義が学期を通して開講されます。 1月に私が受講した講義は、 "Theory of Animation" と通学期の "Concept Ideation in VR" です。 Theory of Animation 最終展示作品 左から私、現地学生、マンガ学部からの交換留学生  Thory of Animation 最終展示の様子 他コースの教授や学生、アニメーションコースの先輩が見に来られます Theoryの授業では、アニメーション作品の脚本の作り方について学びます。私はメディア表現 学部に所属していますが、ゼミで取り組んでいる「顧客と商品や企業を結びつけるストーリーを考える活動」に非常に活かせる講義でした。アニメーションはもちろん、絵を描くこと自体ほとんど未経験でしたが、メタファーを用いた脚本作成やストーリーボード作成にも挑戦しました。この講義は修士l年向けの授業だったため、専門用語が多く英語の聞き取りが難しく感じる場面もありました。しかし、教授やクラスメイトが非常にフレンドリーで丁寧に説明してくれたおかげで、7割程度は理解できたと感じています。 2. 暮らし 学内に2つある女子学生寮のうち、学部生向けの寮である Hostel 10 Phonix に滞在しています。この寮は学内でもトップクラスの立地の良さを誇り、メインゲートやレストランに近く、 IDCの校舎へも徒歩約10分で行くことができます。IITの寮は原則2人部屋ですが、留学生はl人部屋が与えられます。また、女子学生は人数が少ないためか、現地学生でもl人部屋になることがあるようです。 寮内には、1階に 食堂、売店、オフィス があり、2階以上の居住エリアには各ウイングことに 共用のシャワー、トイレ、洗濯室、給水機 があります。たまに給水機の水が切れていることがあるので、学内の給水機で...