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University of Kassel 2026年8月マンスリーレポート(芸術学部生)


1. 授業や制作など

すでに授業自体は終了し、ドイツ各地を訪れて芸術祭・美術館巡りをしていた8月。カッセルを出てルール地方→ベルリンの順番で旅をした。
ここではベルリンで体験したコンテンポラリーダンスワークショップについて書き残しておこうと思う。

旅を始めてから美術館巡りをし続け、インプット作業に飽きたとき、以前受けたコンテンポラリーダンスワークショップの先生が「ベルリンには沢山のスタジオがある」と教えてくれたことを思い出した。
ベルリンに存在するダンススタジオでは隔週で様々なダンスワークショップを開催している。しかし夏になると短期滞在者でも受講しやすい集中講座が開かれることが多く、私もTanzfabrik BerlinにてSigal zouk氏が開催する「Seven Gates of Expansion」という5日間のコースに参加を決定した。大体5万円くらいした。

1日目:実はコース内容も先生の名前も知らず予約をした私。スタジオに到着しこれから何が始まるのかもわからず、とりあえずマッサージをして時間を持て余す。
内容は「体内にある7つのチャクラの拡大」と瞑想に近く、受講者は15名前後、年齢層も出身地も様々。あらかたチャクラの説明を受け実践という名のダンスセッションが始まる。
自分の表現や動作が他者と共鳴する瞬間がたまらなく楽しかった。繰り返される動きに彼らの人生が表れている気がして、目を奪われた。コース後「ダンスには言葉なしで人と繋がれる瞬間がある」という受講生同士の会話を聞いて、海の向こうでも私と同じように感じている人がいたのかと驚いた。

3日目:おおよその流れに慣れてきたこの日、スタジオに入る光になぜか実家を感じて、すごく帰りたくなった。この日は愛のチャクラがテーマとなっていたので、セッションをした女性に母を感じて拙いながらも心情を吐露。この日は共鳴したようにみな感情を昂らせていた。

最終日:沢山の人との交流で、自分を固めていた社会的な型から逃げることができた数日だった。「あなたとのセッションは柔らかく入りやすかった。優しい島のような人」だと言ってもらえてうれしかった。留学の目標にしていた「言葉を介さない他者との交流」をここで叶えることができてうれしく思う。
 
非常に有意義な時間だったと感じる。またベルリンに訪れる際にはこのダンススタジオに寄りたい。価格帯は決して優しくはないが、受講生みんなが一期一会を大切にしている印象を受けたので、コンテンポラリーダンスやコンタクトインプロビゼーションなどに興味がある方はおすすめ。

Tanzfabrik Berlinスタジオ4 思い出深い場所

コースのみんなでピクニック  ドイツの人たちはピクニックが好きなのかな?

 
2. 暮らし

ホテル暮らしを一か月ほど続け、暖かいものが食べられないことを非常に苦痛に感じていた。お金があれば外食でもなんでも方法はあるが、そんな予算は私にはない。ホテルには電子レンジ、電気ポット、冷蔵庫はない。スーパーにも特にない。本当につらかったので、ベルリンのラーメン屋さんに赴いた。めっちゃおいしかった。
ちなみにカッセルの日本食屋さんは美味しくないと現地の日本人先輩から酷評を受けていた。トラムのKirchweg駅周辺のベトナム料理屋さんがおいしいらしい。アイスクリーム屋さんもどこに入ってもおいしい。

「ハゲラーメン」  ハゲだと割引されるらしい。濃い目のがっつりラーメン、うまい
 
 
3. 現地の様子

ルール地方とベルリンを訪れたが、どちらも非常に良い街だった。ルール地方はかつて炭鉱で栄え、現在は人口流出を感じさせる地域も多かったが、人々の温かさが印象に残っている。一方のベルリンは、ルール地方に比べて格段に人の往来が多いものの、大都市でありながら人々の暮らしの営みが感じられ、居心地の良い雰囲気が漂っていた。

最も治安の悪さを感じたのはフランクフルト。あまり勧められない理由にも頷けた。高層オフィス街に囲まれていて生活感が薄く、とりわけフランクフルト中央駅周辺は昼間から警察が頻繁に巡回しており、警戒感の強さを肌で感じた。カッセルの外に出る場合は気を付けて。

ベルリン近郊のザクセンハウゼン強制収容所 ベルリン中央駅から2時間ほどで行ける。
ガス室の跡地と追悼用の花。


4. トラブル

特になし


5. 語学の状況 

スーパーマーケットにてドイツ語で「醤油はどれか?」と聞かれたが、聞き取れたし応対もできた!店員ばりの商魂を見せつけることに成功。ドイツ語を聞くことにやっと慣れてきた様子。

ルール地方にて回った「Manifesta 16 Ruhr」  エッセンの教会の一角。お気に入り